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室外機を日陰に置く理由は?日陰設置がダメな時の直射日光対策も紹介

2023年03月30日

「室外機を日陰に置くとよいと聞いたけど、その理由はなに?」
「室外機の日陰設置ができないけど、どうすれば直射日光対策をできるの?」
上記の疑問を抱えている方は、この記事をぜひご覧ください。

この記事では、室外機をなぜ日陰に置くべきなのか、理由を詳しく解説します。
記事を読めば、室外機を日陰に置く重要性がわかるでしょう。
室外機を日陰に置けないときの対策法も、詳しく紹介します。

室外機を日陰に置く理由は?日陰設置がダメな時の直射日光対策も紹介

室外機は日陰に設置するか遮光対策を|省エネ効果が期待できる

室外機を日陰に置いた方がよい理由は、部屋の中にある熱を確実に追い出せるからです。
直射日光が室外機に当たってしまうと、室外機そのものの温度が上がり廃熱機能が低下してしまいます。

室外機の不調は、電気代が上がる原因の一つです。
そのため、機械を日陰に設置して日差しから守ってあげれば、省エネ効果を得やすくなります。

どうしても日陰に室外機を設置できない事情がある場合、日陰を作り出す遮光対策を施しましょう。
何も対策をせず日差しにさらし続けるよりも、電気代が安くなります。

室外機が日陰に置けない!対策5つを紹介

「もし室外機が日陰に置けないときには、どうしたらいいの?」
「既に室外機を固定設置しており、日陰に動かせない……」
上記のような悩みを抱えている方もいるでしょう。

ここでは、日陰に室外機が置けないときの対策5つを紹介します。

・天板日よけを使う
・箱タイプの日よけを使う
・すだれを設置する
・吹き出し口を開放する
・グリーンカーテンを設置する

各対策を詳しく解説するので、ぜひご覧ください。

1.天板日よけを使う

室外機の上に乗せるタイプの遮光版は、着脱が簡単で使いやすく気軽に使えます。
価格が手ごろなため、導入をしやすいのも魅力といえるでしょう。
シール付きのものなら固定金具などを使わなくても、室外機の上に日よけを作れます。

アルミ・プラスチック・シールなどさまざまなタイプがあるのも、天板タイプの特徴です。
しかし、天板タイプは見栄えが悪いものが多く、家の外観を損ねる可能性も高いデメリットがあります。

直射日光の当たる角度次第で省エネ効果が変わるため、季節・時間で省エネ効果のムラがある点にも気をつけましょう。

2.箱タイプの日よけを使う

室外機の四方を覆うタイプの箱型日よけは、すべての方向から当たる日差しを避けられるタイプです。
頑丈な木製・アルミ製などが一般的でデザイン性が高いため、家の外観を損ねずエクステリアにこだわりがある方なら導入したい設備といえるでしょう。

室外機の風通しが悪くなる弊害もあるため、少し余裕のあるサイズを選ぶなどの工夫は必要です。

3.すだれを設置する

100円ショップなどで購入できる、すだれを設置するのも効果的です。
室外機の上にすだれを設置し、斜め前方に垂らすだけでも遮光効果が期待できます。
室外機とすだれの間には、必ず隙間を作り換気をしましょう。
空ける隙間の目安は、10cm程度で十分です。

リーズナブルな価格で省エネができるすだれでの日よけですが、風ですだれが飛ぶ可能性もあるため注意してください。
くい打ちを行いすだれを固定したり、重しを乗せてすだれが飛ばないようにしたり対策を行いましょう。

4.吹き出し口を開放する

吹き出し口は、室外機が室内の熱を放出するための設備です。
ここがふさがったり詰まったりしていると、廃熱効果がダウンし電気代が上がってしまいます。

吹き出し口をしっかり開放するのも、電気代を少なくするのに重要なポイントです。
定期的に掃除を行い、吹き出し口の詰まりを防止するようにしましょう。

5.グリーンカーテンを設置する

グリーンカーテンは周辺の緑化が期待でき、風通しのよい遮光設備です。
緑のカーテンを周辺に張り巡らせれば、緑化効果も期待できます。

植物の種類をつる野菜にすれば、食材確保ができるのも魅力です。
設置する際には、植物と室外機のまわりを30cm以上空け、排出された風が植物に当たらないよう環境を整えてあげましょう。

室外機を日陰に置けないときのポイント3つ

室外機に日よけを設置するときのポイントは、以下の3つです。

カバーで室外機の側面を囲わないように取り付ける
エアコン室外機のサイズや寸法を必ず確認する
室外機に当たる日差しの向きを把握し適切な日よけを選ぶ

確認事項を守ったうえで、適切に日よけを設置しましょう。

日陰に置く室外機のNG行為|漏電・感電・故障の原因に!

室外機を冷やすために、水をかけるのは絶対にNGです。
室外機に水をかけると内部に水が入り、故障する可能性が高いからです。
漏電・感電の原因にもなるため、故意に水をかけないようにしてください。

一気に室外機を冷やすのもよくないため、日陰に室外機を置きじっくり冷やすのが理想といえるでしょう。
もし、大量の水をかけてしまい室外機の調子が悪くなったら、早めにメーカーへ相談してください。

まとめ

室外機を日陰に置いた方がよい理由は、機内温度の上昇を防ぐためです。

室外機は室内の空気を排出するためのものです。
直射日光で中の空気が温められてしまうと熱を排出しづらくなり、夏場のエアコン代が上がってしまいます。

夏の強い日差しを避け、室外機を日陰に避難させれば電気代の増加を防げます。
もし、エアコンの室外機が日陰に置けない事情があるなら、日よけやグリーンカーテンで遮光対策をしましょう。