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エアコンが効かない原因はガス漏れ? 確認方法と気になる費用相場を解説
2023年07月27日
本格的な夏の到来! エアコンをつけてみたけど部屋がなかなか涼しくならない時は、ガス漏れしている可能性があります。
本記事では、ガス漏れで冷房が効かない場合のガスの充填費用について解説。
ガス漏れ以外の考えられる原因と、ガス漏れの確認方法、プロがガスを充填する時の流れを紹介します。
エアコンの効きが悪い? ガス漏れが原因かも
「エアコンから出てくる風がぬるく感じる」
「エアコンをずっとつけているのに部屋が涼しくならない」
エアコンが作動しているのに効きが悪いように感じる場合、エアコン内部の冷媒ガスが漏れている可能性があります。
冷媒ガスはエアコンが冷風を出すために不可欠なガスで、室外機と室内機をつなぐ配管の中を循環しています。
冷房が涼しくならない原因
冷媒ガスのガス漏れ以外にも、エアコンが涼しくならない原因はいくつか考えられます。
・エアコンのフィルターが汚れている
・室外機の周りに障害物があり熱がこもっている
・室外機に直射日光が当たっている
・エアコンが部屋のサイズに合っていない
エアコンのフィルター掃除、室外機の環境を確認、エアコンのスペック確認などをした上で、それでもエアコンの効きが悪いままなら、ガス漏れしていないかをチェックしましょう。
ガス漏れのチェック方法
ガス漏れが原因でエアコンの効きが悪いのかどうかは、以下の3つの方法でチェックできます。
1.室外機のファンから出る空気の温度を確認する
エアコンが正常に稼働している時、冷媒ガスによって熱交換されているため、室外機からは生温かい風が出てきます。
冷媒ガスが漏れている場合は熱交換がうまくできないため、室外機からは常温の風が送られてきます。
2.室外機の配管に霜がついていないか確認する
エアコンを冷房に設定して10分~15分程稼働させた後、室外機から伸びる細い配管に霜がついていないか確認しましょう。
白い霜がついている場合は、室外機から冷房ガスが漏れている可能性が高いです。
配管に触ってみて全く冷たくなっていない場合は、ガス漏れが進み完全にガス欠している状態です。
3.ガス漏れ検知液で漏れをチェックする
ガス漏れチェックのための専用の検知液を使って、漏れを確認します。
エアコンのガス漏れの多くはフレア部分や溶接部分で起こるので、ガス漏れを起こしやすい部分に検知液を噴きつけます。
高粘度の検知液がガス漏れしている箇所に泡を作るので、わずかなガス漏れも一目瞭然で発見できます。
ガス漏れ用検知液はホームセンターや通販サイトなどで購入できます。
ガス充填は業者に依頼するのが無難 気になる費用は?
冷媒がガス漏れしている場合、ガス漏れの原因を調べてガスを充填する必要があります。
エアコンの冷媒として使用されているガスには複数の種類があり、ガス漏れ部分を修理したり正しくガスを充填したりするためには、専門の技術も必要です。
素人がDIYで行うのは難しい作業なので、エアコン修理業者などのプロに依頼することをおすすめします。
ガス充填の費用相場
エアコンにガスを充填する時にかかる費用は、ガス漏れ部分の特定や修理を含めて、およそ15,000円~25,000円です。
プロによるガス充填作業の流れ
ガス漏れの疑いのあるエアコンの修理をエアコン修理業者に依頼すると、以下の流れでガス漏れ部分の修理やガスの充填が行われます。
①ガス漏れエリアを特定する
検知液などを使用して、どの部分からガスが漏れているのかを特定します。
②ガス漏れの修理をする
配管の接続部分、配管の亀裂など、ガス漏れしている部分の修理を行います。
③真空引きする
室外機、ゲージマニホールド、真空ポンプを接続し、エアコン内部に残っているガスを回収します。
エアコン内部の空気を抜き、エアコン内部を真空状態にし乾燥させます。
④気密試験を行う
真空ポンプの電源を切り、バルブを閉めたまま5分ほど放置します。
低圧側ゲージが動かなければ、ガス漏れがなく気密状態になっていることが確認できます。
⑤ガスを充填する
バルブを開けて、チャージングスケールの目盛りとマニホールドのゲージ圧を確認しながら、エアコンの機種で規定されている分量の冷媒ガスを充填します。
⑥バルブを閉める
バルブをしっかり閉め、チャージングホースなどを外します。
まとめ
エアコンが稼働しているのに部屋がなかなか冷えない場合は、ガス漏れが考えられますが、ガス漏れ部分の特定やガスの充填は、専門知識を持ったエアコン修理のプロに依頼するのがベスト。
ガスを充填すれば正常に作動することも多いので、エアコンの買い替えを考える前に、まずはプロに相談してみましょう。