お役立ちコラム
column
エアコンの寿命はどのくらい?冷媒ガス補充や買い替えについても解説
2023年10月24日
エアコンの冷媒ガスが減ると、冷暖房の効きが悪くなってしまいます。
エアコン本体の寿命にも関わるため、早急に交換や修理が大切です。
専門業者に定期的にメンテナンスに入ってもらい、冷媒ガスの交換や補充をしてもらう必要があります。
そして、普段のエアコンの利用にも気をつけて寿命を延ばすのも大切です。
今回は、エアコンの冷媒ガスの特徴やエアコンの寿命、メンテナンスが必要になるサインについて解説します。
エアコンの調子が気になる方は、ぜひご覧ください。
エアコンの冷媒ガスとは
エアコンは、室内機と接続している室外機が室内と外気の熱を交換しながら、室内温度をコントロールする仕組みになっています。
冷暖房の効きを担う冷媒ガスが漏れると、エアコンの性能に異常をきたすので確認が必要です。
エアコンの経年劣化により、配管からガスが漏れたり傷んだりします。
性能が劣化すると、異音や異臭の発生もあります。
冷媒ガスの効きが悪くなったら、エアコンの点検が大切です。
平均寿命は約10年
メーカーにもよりますが、エアコンの寿命は約10年とされています。
10年を経過したエアコンは、いつ不具合が出てもおかしくありません。
特に冷媒ガスの漏れや切れが起こり、冷暖房が効かなくなる可能性があります。
異常を感じてもそのままにしておくと、寿命を縮める原因にもなりかねません。
冷媒ガスの補充をしてくれる業者もあるので、冷暖房の効きが気になるようなら点検をしてもらいましょう。
調子を確認する方法
エアコンを冷房運転にして、室外機とつながるパイプに霜がついていないか確認をします。
霜または氷がパイプについている場合は、冷媒ガスが漏れている恐れもあります。
霜ではなく水がついている場合は、ガス漏れではなくエアコンの故障が疑われるため修理が必要です。
また、エアコンの冷媒ガスが減少している場合は、ガスチャージが必要となるため専門業者に依頼しましょう。
エアコンに寿命がきている3つのサイン
エアコンに寿命がきているサインは、次の3つの通りです。
1.冷暖房が効きにくい
2.異音が聞こえる
3.風から異臭がする
この章では、それぞれの寿命のサインについて解説します。
エアコンの調子が気になる方は、ぜひ確認してください。
1.冷暖房が効きにくい
冷暖房の効きが悪くなったら、冷媒ガスが漏れている場合があります。
室外機のパイプを確認して、霜がついていないか確認が必要です。
もしくは、フィルターにゴミやホコリなどが詰まっていて送風がうまくいかないのも理由として考えられます。
エアコンの寿命を延ばすためには、こまめな清掃が必要です。
フィルターや室外機の清掃や点検をして、ホコリやカビの対策をしましょう。
異常を感じたら、専門業者への依頼も検討してください。
2.異音が聞こえる
エアコンからおかしな音がする場合は、送風ファンやコンプレッサーに異常がある可能性があります。
異音を放置していくと、故障の恐れもあります。
フィルター部分が詰まっている可能性もあるので、フィルター掃除が必要です。
いつもと異なる音がする場合は、念のため室外機にも異常が見られないか確認をします。
どのようにしても異音が改善しない場合は、エアコンの買い替えを検討しましょう。
3.風から異臭がする
エアコンの風から異臭がする場合は、フィルターのホコリやカビが原因です。
または、フィルター奥のファンか熱交換器にカビがある可能性もあります。
ホコリやカビの発生は、エアコンの寿命にも関わるので対策が必要です。
フィルターにあるホコリやカビは、普段からのエアコン清掃で防げます。
ファンや熱交換器にカビがある場合は、専門業者にクリーニングを依頼してきれいにしてもらいましょう。
エアコンの寿命を延ばす方法
エアコンの寿命を延ばす方法には、以下2つの方法があります。
1.室外機と室内機の清掃・点検
2.エアコンの温度設定に注意
この章では、それぞれの方法について解説します。
エアコンの調子が気になる方は、ぜひご覧ください。
1.室外機と室内機の清掃・点検
エアコンの寿命を延ばすには、室外機と室内機をこまめに清掃・点検をする必要があります。
室外機には、エアコン本体を使わない際にカバーをかけると直射日光を防げます。
エアコン本体やフィルターは、あまり使わない季節でもこまめな掃除が必要です。
油が飛びやすい台所や結露しやすいバスルームなどは、室外機と室内機に影響を与えやすいので注意しましょう。
2.温度設定に注意
エアコンの温度を適正にすることで、エアコンの調子を維持できます。
長時間の稼働は、冷媒ガスを多く消費させてしまい寿命を縮める原因につながります。
エアコンのタイマー機能を利用して、温度設定を適切にして使用することが大切です。
温度設定と利用時間に気をつければ、電気代を節約できます。
外出時や未使用時は電源を切るなどの工夫をしましょう。
冷媒ガスの補充は専門業者に依頼しよう
エアコンの効きが悪くなったら、冷媒ガスの不足が考えられます。
冷媒ガスの補充をしてもらうには、専門業者に依頼する必要があります。
補充の作業を自力で行うのは大変危険です。
エアコンの修理や冷媒ガスの補充について連絡をする場合は、必ずエアコンの保証期間を確認しましょう。
ただし、エアコンをつけた際にブレーカーが落ちたら故障の可能性もあるので買い替えを検討する必要があります。
まとめ
エアコンは夏場や冬場に稼働時間が長く、使用した分だけ冷媒ガスの消費も増えます。
メーカーや製品の特徴を問わず、エアコンには寿命があり、冷媒ガスの管理方法によって寿命が変わる場合もあります。
少しでも長持ちさせるには、定期的な点検が欠かせません。
定期的にメンテナンスを欠かさずに、エアコンの寿命を少しでも延ばしましょう。